Smile Pieces〜子育てコーチング〜

声かけで子供は変わる!

子どもの学習習慣形成における親の役割

幼稚園、保育園から小学校へ入学すると早速出てくるのが勉強です。

中学、高校、大学とこれから
長い学生生活の開始です。

勉強を始めた頃から無理なく、学習習慣をつけていくことは今後の中学受験、
高校受験、大学受験にも大きく関わってきます。

お家での学習の習慣を、小学校1年から
無理なくつけていけるようにしましょう!

1. 日課を設定する:

学習時間を確保するために、
毎日同じ時間帯を学習に割り当てるよう
習慣づけましょう

帰ったらすぐにする子
少し休んでからする子
好きなことをしてからする子
小間切れにする子
など、子どもによって様々です。

どうしても、親は早くやってしまったほうが楽!と思い、「早くしなさい」と口を出してしまいそうですが、そこはグッと我慢です‼️

子どものペースに合わせてあげると親も子もストレスなく学習に取り組めると思います。

2. デジタルデトックスを実施する

学習時間を保護するために、スマートフォンタブレットからの
デジタルデトックスを実施し、集中できる環境を整えましょう。

これは、中高生になろうが大人になろうが同じですよね?

テレビの音がしていたり、スマホが近くにあって通知が気になったりすることで
集中したくてもなかなかできません。

小学生も同じです。
この時間は何も触らない、離れる!ということを決めましょう。

もちろん周りにいる大人も、その時間は同じようにデジタルデトックスして、
何か別のことをやる時間にあてましょう

3. 効果的なタイマーの使用

学習時間をタイマーを使用して学習と休憩時間を計画し、集中力を高めます。
一般的に小学生に平均勉強時間は「学年×15分」とされています。

1年生 15分
2年生 30分
3年生 45分
4年生 1時間
5年生 1時間15分
6年生 1時間30分


高学年はそんなに勉強するの?とびっくりされる方もいらっしゃるかと
思いますが、これはあくまでも平均です。

中学受験する子たちが4年生頃から塾に通い出すので自然と
平均時間は延びてきます。


また、子どもたちの集中力が続く時間は小学校低学年なら
「年齢プラス1分」程度、高学年でも「15分」ほどと言われています。

1~2年生 7~9分
3~4年生 9~11分
5~6年生 15分

この時間を目安にしてこまめな休憩をとりながら
時間を決めてオンオフをつける方法もいいですね。


4. 学習空間の整備

子供が集中できる静かで快適な学習空間を整え、学習意欲を刺激しましょう。

学習空間には代表的なものが2つあります

①リビング学習

家族が生活している空間であるリビングで学習をするスタイルです。
全員が一緒に学習する学校や塾とは
大きく環境が異なりますが、子どもにとっても
親にとっても多くのメリットがあります。

ある調査によると、全体の8割がリビング学習という結果が出ました。

リビング学習のメリットはこちらです

・子どもがちゃんとやっているか見られる
・親が声がけしやすい
・家族と一緒なので寂しくない
・分からないことが出てきたら、すぐ大人に聞ける
・勉強を習慣にしやすい
・兄弟がいるときは上の学年の情報も入る


②自分の部屋での学習

自分の部屋で学習するスタイルは、自分で学習環境をコントロールしやすい一方、誘惑がたくさんあるのがデメリットです。

受験生など、ある程度自制できる年齢層の
子どもには有効な学習環境と言えるでしょう。


自室の学習のメリットはこちらです


・気持ちを切り替えやすい
・リラックスしながら勉強できる
・環境を自分でコントロールできる
(温度、配置など)
・工夫しながら勉強できる
・移動時間の無駄が省ける
・辞書や参考書をいつでも見られる
・適度に休憩しながら勉強できる

どちらもメリットはたくさんあります。

まだ、学習の習慣がついてない低学年のうちは
リビング学習で、親御さんの目の届く所で。

ある程度学習習慣がついてきたら、
自分で管理できる子になるように自室でと
年齢によって変えていってもいいと思います。



5. 親子で1週間のスケジュールを確認する

現代の小学生は本当に忙しい子たちが多いです。

1週間の中で何もない日、友だちと遊ぶ日、
習い事の日と曜日によっていろいろな
スケジュールが出てきますよね。

毎日放課後勉強ばかりでは、友だち関係の中で学べることが
なくなってしまいます。

親子でしっかりと何曜日は何をする日など
スケジュールを確認しましょう

宿題をする日

1年生は早ければ4月中旬頃から宿題が始まり、
GW明け頃には本格的に宿題が出るケースが多いです。

毎日、忘れず宿題ができるように
保護者が見守りましょう。

宿題をするタイミングは前述にもありますが、
家庭によってさまざま。

帰ってすぐ終わらせる、おやつを食べて一息ついてから、
習い事や友達と遊んで帰ってきてからなど、
子どもの性格や生活スタイルに合わせて
家庭でルールを決めて取り組めるようにしましょう。

友達と遊ぶ


友達と約束をして、放課後に遊ぶことがあるでしょう。

低学年のうちは待ち合わせ場所や時間の約束が
曖昧で友達と会えずに帰って来ることもあります。

機会があれば、子どもと仲のよい友達の親と連絡先を交換しておくと、
子ども同士の約束も確認しやすくなります。

また、子どもに遊ぶ場所をきちんと報告させ、
帰宅時間を守る約束をしておきましょう。

時計やキッズ携帯を持たせて自分で時間の管理をさせるのも
いい勉強になります。



習い事をする

放課後、習い事をする場合もあるでしょう。 

新生活は思っている以上に疲れるものです。
新しい習い事は小学校に慣れてから始めるのがおすすめ。

前から続けている習い事も、子どもの様子に合わせて
無理なく通えるといいですね。

これらのスケジュールを子どもと一緒に
確認して、自分は何曜日にこれをするんだ、何曜日と何曜日は友だちと遊ぶ日だ!とオンとオフの切り替えがうまく行くようにサポートしてあげましょう。

親の私たちもみんな経験があるので、
わかる方もたくさんいらっしゃる思いますが、
勉強は年齢が上がるごとに難しくなっていきます。 

学習習慣を最初から無理なくつけておくことで、高学年、または中高生になった時に勉強時間を取ることが無理なくできてきます。

最初はしっかり寄り添い、少しづつ自分でできる所は手を離していって
より良いサポートをしてあげたいですね。