はじめに
赤ちゃんの歯磨きは、その後の健康な歯の発育に重要な役割を果たします。
この記事では、初めての歯磨きに焦点を当て、正しいケアの方法や注意すべき
ポイントについて解説します。
赤ちゃんの笑顔を健康に保つために、ぜひ参考にしてください。
歯の健康のお話今赤ちゃんを育てている方にお伝えしたいと強く思ってしまう理由。
それはなぜか。ウン十年前、
保育士として働いてた時にお家でジュースばかり与えていたご家庭がありました。
そこのお子さんは明らかに乳歯が溶けていてほぼない状態。
何度保護者の方に話をしても、「ジュースを与えとくと泣かないし大人しくなるから」と
やめてくれませんでした。
結局その子は永久歯に生え変わっても歯並びはガタガタでした。
歯や歯並びって大切にしないと自己肯定感も下がるし、
矯正や治療で結局お金もかかって、少なからず痛みや精神的苦痛もありますよね。
だから絶対に小さい頃から親がちゃんとみてあげて欲しいと思ってます。
歯が生え始めるタイミング
1: 生後何ヶ月から歯磨きを始めるべきか
赤ちゃんの歯が生え始めるのは個人差があります。なので何ヶ月から!と
厳密には断言できませんが、一般的に生え始めると言われている
生後6ヶ月から1歳ごろが歯磨きを始める良いタイミングです。
歯が生える前から歯ぐきを優しくマッサージし、
慣らしながら仕上げ磨きや歯磨きへの抵抗をなくしておくことも大切です。
ちなみに歯科に勤務していた時、一番小さな患者さんが6ヶ月の子でした。
そのママは「絶対に虫歯にしたくない」と3ヶ月に1回のペースで
フッ素を塗布しに通院されてました。
ちょっとやりすぎかな?笑とは思いましたが、健康な歯にしてあげたいという
ママの愛情を感じました。
その子は歯医者が痛いことをされる場所という認識もないので
他の子が診察のユニットに乗って号泣している中、笑顔で大きな口を開けて
検診して帰っていきます。
一方で6歳で根幹治療と言って歯の神経を抜く治療をしている子もいました。
時間もかかるし通院期間も長くなり麻酔はするけど、痛みも伴います。
こんなに歯の状態の差が出てしまう前にちゃんと親が見てあげてください
2:歯の生え方に注意
歯は個々に生えるため、歯磨きの対象もバラバラです。
親が子供の歯の生え方を理解し、適切なアプローチをすることがポイントです。
歯の生え始めは、歯ぐきがムズムズするのでブーっとくちびるを震わせたり
手を入れたりします。そんな素振りが見られたら歯固めと言われるものを渡してあげると
少し気がまぎれるようです。
まず生えてくるのは一般的にしたの前歯です。
ちょうど真ん中の下の二本です。
歯ぐきから、歯の先の白いものが見え始めたら歯磨き週間の開始です!
その後は上の前歯二本が生え、1歳頃までに前歯6本になります。
これも個人差があるので、生えていないからと焦る必要はありません。
ですが、元々欠損していることがあったりすることがあります。
普段から様子をしっかり見ながら気になることがあるなら一度歯科を
受診することをお勧めします!
正しい歯磨きのステップ
1: 歯ブラシの選び方
赤ちゃん向けの歯ブラシは柔らかくて小さなものが適しています。
指に巻き付けるタイプや、専用の歯ブラシが市販されています。
使いやすさや子供の反応に合わせて選びましょう。
子どもがゆくゆくは自分で磨く習慣がつくように自分の歯ブラシを持たせてあげましょう
その時は必ず
歯磨き中は座る、またはその場から動かない
噛まない
歯磨きしている人の近くで暴れたりしない
など怪我や事故につながらないように約束事を先に決めましょう。
喉の奥に入らないようにいろいろな形の歯ブラシが売られています
2: 歯磨き剤の使い方
歯磨き剤はフッ素を含むものがおすすめ
新一年生になる子に毎年秋頃
就学時検診と言って市や区から検診のお知らせがきます。
そのお手伝いもしましたが、歯科の先生が
「最近はフッ素入りの歯磨き剤が出てるから明らかな虫歯の子が減った」と言って
おられました。やはり効果があるんだな〜と感じてます。
初めて使用する際は極少量から始め、
慣れてきたら増やしていきましょう。最初はこれがお勧めです。
gelになっているのでうがいのできないお子さんでも大丈夫です。
うがいは必要ありません!ちなみに大人が使っても大丈夫です
うがいができるようになれば、子ども用歯磨き剤へと移行していきましょう
2:正しい歯磨きの手順
丁寧な歯磨きが重要です。適切な手順や歯磨きの際の注意点を覚え、
子供とのコミュニケーションを大切にしながら歯磨きを行いましょう。
力任せにゴシゴシやりすぎないでください。
一番汚れがたまりやすいのは歯と歯ぐきの間です!
優しい力で小刻みに磨き歯ぐきをマッサージするように磨くことで
歯垢が取れやすくなります。
3:仕上げ磨きは必ず!
自分で磨く習慣をつけることと同時にせめて小学校へ上がるまでは毎日
仕上げ磨きをしてあげてください。
一生懸命磨いていても必ず磨き残しがあります。
初期虫歯や歯ぐきの状態をしっかり大人が確認することで、
早い時期に虫歯などの予防に歯科に見せに行くことができます。
その他の注意点
1: おやつや飲み物の注意
歯の健康に影響を与えるおやつや飲み物について知っておくことは重要です。
どんな食べ物でも結局歯を磨く習慣をつけなければ虫歯の原因になってしまいます。
【食べたら磨く】を習慣づけることを目標にしましょう!
ジュースもたまにはいいですが、水分補給のたびに水やお茶ではなく
ジュースを与えていると、必ず虫歯になってしまいます。
2:歯並びを良くするために
先ほどもお話ししましたが、乳歯の時点で虫歯になったり溶けてしまったりすると
永久歯がどこに生えていいのか道標を失い、ガタガタの歯並びになってしまう
ことがあります。
現代の子は昔と比べて特に顎の小さめの子が多く
全部の歯が並びきらないことも多いです。
柔らかいものばかりではなく、しっかりアゴを使ってよく噛むような食材を
食べることを意識してみたり、生え替わりの時に様子を注意深く観察して
対処が必要な場合はすぐに歯科に相談するようにしましょう。
うちの娘は2人とも矯正なしですが、2人とも歯並びに問題はありません。
矯正代もとっても高いのでほんとに助かったと思ってます。
少しの注意で金銭的にも本人達の精神的にも回避することができるのであれば
頑張れそうですよね!
娘達がどうやって矯正回避したのかはまた別でお話ししますね。
おわりに
いかがでしたか??
歯は生え始めてからずっと付き合っていくもの。
赤ちゃんのうちから健康な歯の習慣を築けるようにしてあげたいですよね。
綺麗なコンプレックスのない歯で思い切り笑える!
それも子ども達の自己肯定が上がる一つの理由になると思います。